住化加工紙株式会社

剥離紙WIKI

Release Paper Wiki

剥離紙に関する主な専門用語を、五十音順および英数字順にまとめています。各用語には簡潔な解説と、関連するWiki記事へのリンクを掲載しています。

◆あ行

厚みムラ (あつみむら)

英語・略称:Thickness Variation

紙やPEなどの厚みが幅方向または長さ方向で均一でない状態。巻取り時に同じ位置へ積み重なるとゲージバンドやスターデフェクトなどの巻姿不良につながる。

エアギャップ (エアギャップ)

英語・略称:Air Gap

押出ラミネートで、Tダイ出口から溶融樹脂が基材と圧着されるニップ部までの空間距離。樹脂の冷却・表面酸化・ネックイン・密着性などに影響する重要な加工条件である。

エージング (エージング)

英語・略称:Aging

加工後の材料を一定時間・条件で保持し、反応や材料状態を安定化させる工程。剥離紙では、ラミネート後の紙とPEの密着状態や剥離層の硬化状態などを安定させる目的で行われる。

押出ラミネート (おしだしラミネート)

英語・略称:Extrusion Lamination

溶融した樹脂をTダイから薄膜状に押し出し、紙やフィルムなどの基材とニップして積層する加工法。剥離紙では主にPE目止層の形成に用いられる。

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◆か行

架橋剤 (かきょうざい)

英語・略称:Crosslinker

高分子鎖同士を結び付けて三次元網目構造を形成するための成分。付加反応型シリコーン剥離剤では、Si-H基を持つ架橋剤が主剤のビニル基と反応して硬化する。

架橋反応 (かきょうはんのう)

英語・略称:Crosslinking Reaction

高分子鎖同士を化学結合でつなぎ、網目構造を形成する反応。代表的な付加反応型シリコーン剥離剤では、ビニル基とSi-H基の反応により剥離層が硬化する。

片面剥離紙 (かためんはくりし)

英語・略称:Single-sided Release Paper

原紙の片面側に剥離機能を持たせた剥離紙。一般的には原紙/目止層/剥離層の構成で、片面のみを粘着面の保護に使用する。

紙厚 (かみあつ)

英語・略称:Paper Thickness / Caliper

紙の厚さ。坪量や密度と関係し、剥離紙の剛性、巻径、加工性などに影響する。製品では原紙だけでなく目止層や剥離層を含めた総厚みも管理される。

乾燥炉 (かんそうろ)

英語・略称:Drying Oven

塗工した剥離剤を加熱し、硬化反応を進める設備。溶剤や水分を含む剥離剤では、これらを除去する役割も持つ。温度、滞留時間、風量などの条件が剥離層の状態や性能に影響する。

カール (カール)

英語・略称:Curl

シートやウエブが平面を保てず、一方向に反る現象。剥離紙では紙の吸湿・脱湿、表裏の層構成差、残留応力などによって発生し、加工性や貼り合わせ性に影響する。片面剥離紙では、表裏の構成差や水分移動の差の影響を受け、カールが問題となる場合がある。

含水率 (がんすいりつ)

英語・略称:Moisture Content

紙に含まれる水分の割合。周囲の温湿度によって変化し、紙の伸縮、カール、波打ち、寸法安定性などに影響するため、剥離紙の保管・加工で重要な管理要因となる。

クラフト紙 (クラフトし)

英語・略称:Kraft Paper

クラフトパルプを主原料とする強度の高い紙。特に引裂強さに優れるため、強度が必要な剥離紙の原紙として用途に応じて使用される。

クルパック紙 (クルパックし)

英語・略称:Clupak Paper

クラフト紙に収縮処理を施し、特に縦方向の伸びを高めた紙。クラフト伸張紙とも呼ばれ、伸びや破断時の仕事量が必要な用途の剥離紙原紙に用いられる。

クレープ紙 (クレープし)

英語・略称:Crepe Paper

湿紙にドクターなどで細かなシワを付け、伸びや柔軟性を持たせた紙。剥離紙では、厚みのある粘着剤層を持つテープなど、追従性を必要とする用途に用いられる。

グラシン紙 (グラシンし)

英語・略称:Glassine Paper

パルプを強く叩解し、スーパーカレンダーで高密度・高平滑に仕上げた半透明の薄葉紙。液体が浸透しにくく、剥離紙原紙として高平滑性や耐熱性が求められる用途に用いられる。

軽剥離 (けいはくり)

英語・略称:Easy Release

粘着剤から剥離紙をはがす際の剥離強度が比較的小さい状態または設計。用途や測定条件によって評価値は変わるため、重剥離との大小関係として扱うことが多い。

欠点検知器 (けってんけんちき)

英語・略称:Web Inspection System

走行中の紙や剥離紙をセンサーやカメラで監視し、異物、汚れ、穴、塗工欠点などを検出する装置。検出した欠点情報は仕上げ工程での欠点除去に利用される。

原紙 (げんし)

英語・略称:Base Paper

剥離紙の基材となる紙。上質紙、クラフト紙、クルパック紙、クレープ紙、グラシン紙などがあり、必要な強度、伸び、寸法安定性などに応じて使い分けられる。

ゲージバンド (ゲージバンド)

英語・略称:Gauge Band

ウエブの幅方向の厚みムラが巻き重なることで、ロール表面の特定位置に帯状・凸状の高まりが生じる現象。「ホネ」とも呼ばれ、硬巻きほど目立ちやすい。

コロナ処理 (コロナしょり)

英語・略称:Corona Treatment

高電圧によるコロナ放電を利用して基材表面を活性化し、濡れ性や接着性を向上させる処理。剥離紙製造では原紙とPEの密着性を高める表面処理として一般的である。

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◆さ行

残留接着率 (ざんりゅうせっちゃくりつ)

英語・略称:Residual Adhesion

剥離紙と接触させた後の粘着剤の粘着力を、接触させていない基準の粘着力に対する割合で表した指標。剥離剤の移行などによる粘着性能低下の評価に用いる。

シリコーン (シリコーン)

英語・略称:Silicone

シロキサン結合(Si-O-Si)を骨格に持つ高分子材料の総称。低い表面自由エネルギー、耐熱性、柔軟性などを有し、剥離紙では代表的な剥離剤材料として用いられる。

シリコーン系剥離剤 (シリコーンけいはくりざい)

英語・略称:Silicone Release Agent

シリコーンを主成分とする剥離剤。低い表面自由エネルギーにより優れた剥離性を示し、剥離紙・剥離フィルムで最も一般的な剥離剤の一つである。

シワ (シワ)

英語・略称:Wrinkle

紙や剥離紙の表面に局所的なたるみや折れが生じた状態。温湿度による不均一な伸縮、張力差、巻取り条件などさまざまな要因で発生し、外観や加工性に影響する。

ジャンボロール (ジャンボロール)

英語・略称:Jumbo Roll

生産機で広幅・長尺に巻き取った大径の半製品ロールをいう。紙業界などで用いられる呼称で、仕上げ工程ではスリッターに掛け、客先仕様に合わせて所定の幅・巻長の製品ロールに加工する。

重剥離 (じゅうはくり)

英語・略称:Tight Release

粘着剤から剥離紙をはがす際の剥離強度が比較的大きい状態または設計。両面剥離紙では軽剥離面との剥離差を設け、意図した面から先にはがれるよう設計する。

上質紙 (じょうしつし)

英語・略称:Woodfree Paper

主に化学パルプを原料とする非塗工紙。剥離紙用原紙としては、引張強さ、引裂強さ、層間強度、寸法安定性などのバランスに優れた基材として使用される。

除電 (じょでん)

英語・略称:Static Elimination

紙やフィルムの走行・剥離などで発生した静電気を中和して取り除くこと。剥離紙では、静電気による異物付着、放電、走行不良や、剥離時に生じる静電気トラブルを抑えるため、除電設備を使用する。

スウェル比 (スウェルひ)

英語・略称:Swell Ratio

MFR測定時に押し出されたストランドの直径を、オリフィスの内径で割った値。LDPEでは溶融弾性や分岐構造の指標となり、値が大きいほどTダイ押出時のネックインが小さくなる傾向がある。

スターデフェクト (スターデフェクト)

英語・略称:Star Defect

ロールの巻芯近傍でウエブが圧縮・座屈し、放射状のシワが生じる巻取り不具合。菊模様、巻き巣とも呼ばれ、厚みムラや過度な硬巻きなどで発生しやすい。

スリッター (スリッター)

英語・略称:Slitter

広幅のジャンボロールを所定の幅に切り分け、必要な巻長で製品ロールに仕上げる設備。剥離紙では巻取張力やテーパー設定が巻姿の品質に大きく影響する。

寸法安定性 (すんぽうあんていせい)

英語・略称:Dimensional Stability

温湿度や加工条件が変化しても、材料の長さや幅などの寸法が変化しにくい性質。紙基材の剥離紙では、特に吸湿・脱湿に伴う紙の伸縮が寸法変化に大きく影響する。

接着剤 (せっちゃくざい)

英語・略称:Adhesive

同種または異種の材料を接合し、一体化させるために用いる材料。剥離紙は、粘着剤だけでなく一部の接着性材料の表面保護や工程用ライナーとしても利用される。

セパレータ (セパレータ)

英語・略称:Separator

粘着面や接着面を保護し、使用時にはがして除去する材料の総称。紙基材の剥離紙とフィルム基材の剥離フィルムがあり、業界では「セパ」と略されることも多い。

層間強度 (そうかんきょうど)

英語・略称:Internal Bond Strength

紙を構成する繊維層同士がはがれにくい程度を示す強度。剥離紙では粘着剤からはがす際に紙内部で層間剥離が起きないために重要な物性となる。

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◆た行

耐熱性 (たいねつせい)

英語・略称:Heat Resistance

高温にさらされたときに、剥離紙が形状や機能を維持できる性質。紙、目止層、剥離層の構成で決まり、PEを目止層に用いる場合はその耐熱限界が制約となることが多い。

蛇行修正装置 (だこうしゅうせいそうち)

英語・略称:Edge Position Control

走行する紙やフィルムの端部位置を検出し、基材が左右に蛇行しないよう自動補正する装置。EPC(Edge Position Control)装置とも呼ばれる。

張力 (ちょうりょく)

英語・略称:Web Tension

走行する紙やフィルムを長手方向に引っ張る力。生産・仕上げ工程では搬送安定性や巻硬さを左右し、過大・過小な張力はシワや巻ズレなどの不具合原因となる。

坪量 (つぼりょう)

英語・略称:Basis Weight

紙1m$00B2当たりの質量をg/m$00B2で表した値。原紙や剥離紙の基本的な管理項目で、紙の強度、厚み、製品質量などを考える際の基礎となる。

テレスコープ (テレスコープ)

英語・略称:Telescope / Telescoping

ロールの巻層が幅方向にずれ、タケノコ状に変形する巻取り不具合。巻ズレとも呼ばれ、軟巻きや輸送時の横方向荷重、両面剥離紙の滑りやすさなどで発生しやすい。

テーパー (テーパー)

英語・略称:Taper Tension

ロール径が大きくなるにつれて巻取張力などを徐々に低下させる制御。巻き始めから巻き終わりまで適切な巻硬さを保ち、巻取り不具合を抑えるために用いる。

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◆な行

波打ち (なみうち)

英語・略称:Waviness

紙や剥離紙の面内に波状のうねりが生じ、平坦性が損なわれる現象。吸湿による不均一な寸法変化などで起こりやすく、加工時の走行性や外観に影響する。

ネックイン (ネックイン)

英語・略称:Neck-in

Tダイから押し出した溶融樹脂膜の幅が、ダイ出口幅より狭くなる現象。押出ラミネートでは有効幅や端部厚みに影響し、樹脂物性や加工速度、エアギャップなどで変化する。

粘着 (ねんちゃく)

英語・略称:Pressure-sensitive Adhesion

粘着剤が大きな状態変化を伴わず、短時間に軽い圧力を加えるだけで被着体に接着する性質・現象。剥離紙の剥離性能は、組み合わせる粘着剤の特性に大きく左右される。

粘着剤 (ねんちゃくざい)

英語・略称:Pressure-sensitive Adhesive

接着剤の一種で、通常は室温で粘着性を持ち、軽い圧力で被着体に接着する材料。剥離紙は粘着剤面を保護し、使用時に適切な力ではがれるよう組み合わせて使用される。

粘着テープ (ねんちゃくテープ)

英語・略称:Pressure-sensitive Adhesive Tape

基材の片面または両面に粘着剤層を設け、一般にロール状にした製品の総称。剥離紙は両面テープや粘着シートなどの粘着面保護に広く利用される。

粘着力 (ねんちゃくりょく)

英語・略称:Adhesive Strength / Peel Adhesion

粘着テープなどを被着体に貼り付け、圧着した後に引きはがすのに必要な力。剥離強度とは評価する界面が異なり、剥離紙の移行成分による影響確認にも用いられる。

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◆は行

剥離角度 (はくりかくど)

英語・略称:Peel Angle

剥離強度測定時に、剥離する方向と貼り合わせ面がなす角度。90°、180°などの条件があり、角度が変わると測定値も変化するため、評価条件を統一する必要がある。

剥離強度 (はくりきょうど)

英語・略称:Release Force / Peel Force

剥離紙と粘着剤を貼り合わせた後、一定条件で引きはがすのに必要な力。剥離剤だけでなく、粘着剤、養生条件、剥離速度、剥離角度、温湿度などの影響を受ける。

剥離強度の経時変化 (はくりきょうどのけいじへんか)

英語・略称:Release-force Aging

剥離紙と粘着剤を貼り合わせた後、保管時間の経過に伴って剥離強度が変化する現象。シリコーンの後反応や組み合わせる粘着剤の種類などが変化量に影響する。

剥離剤 (はくりざい)

英語・略称:Release Agent

紙やフィルムの表面に塗工し、剥離性を付与する材料。これにより、粘着テープや粘着シートなどを必要なときに容易にはがすことができる。剥離紙ではシリコーン系が広く用いられ、用途によって非シリコーン系も使われる。

剥離剤コーター (はくりざいコーター)

英語・略称:Release Coater

紙やポリラミ紙などの基材に剥離剤を均一に塗工する設備。剥離剤の塗工には、主としてグラビアコーターが用いられる。

剥離紙 (はくりし)

英語・略称:Release Paper / Release Liner

紙の表面に剥離加工を施し、粘着剤や接着剤の面を保護する材料。使用時には粘着面から容易にはがせるよう設計され、Release Paper、Release Linerなどとも呼ばれる。

剥離層 (はくりそう)

英語・略称:Release Layer

剥離紙の最表面に形成され、粘着剤との接着を適度に抑えて、必要な力ではがせるようにする層。一般にはシリコーン系などの剥離剤を塗工・硬化して形成する。

剥離速度 (はくりそくど)

英語・略称:Peel Speed

剥離強度を測定するときに剥離紙と粘着剤を引きはがす速度。剥離強度は速度依存性を持つため、製品比較や品質評価では測定速度を統一することが重要である。

剥離フィルム (はくりフィルム)

英語・略称:Release Film

フィルム基材の表面に剥離加工を施した材料。PETフィルムが用いられることが多く、紙基材の剥離紙とともにセパレータと総称される。

引裂強さ (ひきさきつよさ)

英語・略称:Tear Strength

あらかじめ切れ目を入れた紙を引き裂き続けるのに必要な力。加工時や使用時の破れにくさを示す代表的な紙物性で、MD・CDそれぞれについて評価される。

非シリコーン系剥離剤 (ひシリコーンけいはくりざい)

英語・略称:Non-silicone Release Agent

シリコーンを主成分としない剥離剤。ケイ素成分の移行や持ち込みを避けたい用途などで使用され、用途に応じて材料系や剥離性能が選定される。

引張強さ (ひっぱりつよさ)

英語・略称:Tensile Strength

紙を引っ張って破断するまでの最大荷重を表す物性。剥離紙の加工・使用時に必要な機械的強度の一つで、MDとCDで値が大きく異なる場合がある。

表面活性化処理 (ひょうめんかっせいかしょり)

英語・略称:Surface Activation

基材表面の濡れ性や接着性を高めるために行う表面処理。剥離紙製造では原紙とPEの密着性向上を目的に、コロナ処理、フレーム処理、プラズマ処理などが用いられる。

表面自由エネルギー (ひょうめんじゆうエネルギー)

英語・略称:Surface Free Energy

物質の表面が持つ単位面積当たりの自由エネルギー。一般に表面自由エネルギーが低いほど他の材料に濡れにくく接着しにくいため、剥離性を得やすい。

ポリエチレン (ポリエチレン)

英語・略称:Polyethylene

エチレンを重合して得られる代表的な熱可塑性樹脂。剥離紙では、剥離剤の紙への浸透を防ぐ目止層や防湿層として広く使用される。

ポリラミ紙 (ポリラミし)

英語・略称:Polyethylene-laminated Paper

紙の表面にポリエチレンなどの熱可塑性樹脂をラミネートした紙。剥離紙では、樹脂層を剥離剤の浸透を防ぐ目止層や防湿層として利用することが多い。

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◆ま行

巻径 (まきけい)

英語・略称:Roll Diameter

紙管に巻き取られたロール状製品の外径。製品厚み、巻長、紙管外径によって決まり、保管・輸送や設備への装着条件を検討する際の基本寸法となる。

巻長 (まきちょう)

英語・略称:Roll Length

ロール状製品に巻かれている剥離紙の長さ。製品厚み、紙管外径、巻径との間に幾何学的な関係があり、巻径から巻長を概算することもできる。

巻取張力 (まきとりちょうりょく)

英語・略称:Winding Tension

ウエブをロール状に巻き取る際に掛ける長手方向の張力。張力が高すぎると硬巻きやスターデフェクト、低すぎるとテレスコープなどの原因となるため適正管理が重要である。

密着強度 (みっちゃくきょうど)

英語・略称:Adhesion Strength

異なる材料の界面がはがれにくい程度を表す強度。剥離紙製造では、押出ラミネートしたPEと原紙の密着性が重要で、樹脂物性、温度、表面処理などの影響を受ける。

目止剤 (めどめざい)

英語・略称:Barrier Coating

原紙表面の繊維間の隙間を埋め、液体である剥離剤の原紙内への浸透を抑えるために用いる材料。ポリエチレンのほか、PVAやクレーなどを利用した目止めもある。

目止層 (めどめそう)

英語・略称:Barrier Layer

原紙と剥離層の間に設け、剥離紙製造時に液体の剥離剤が原紙内部へ浸透することを抑える層。ポリエチレンなどが多く用いられ、均一な剥離層を形成するうえで重要な役割を持つ。

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◆や行

養生 (ようじょう)

英語・略称:Conditioning

剥離紙と粘着剤などを貼り合わせた後、測定前に所定の温度・時間などの条件で保持すること。貼り合わせ状態を安定させ、再現性のある剥離強度評価を行うために設定する。

溶融弾性 (ようゆうだんせい)

英語・略称:Melt Elasticity

溶融した高分子が変形後に元の形へ戻ろうとする弾性的性質。LDPEでは分子の長鎖分岐などの影響を受け、スウェル比やネックイン、ドローダウン性に関係する。

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◆ら行

ラミネート加工 (ラミネートかこう)

英語・略称:Lamination

紙、フィルム、金属箔など複数の材料を貼り合わせて一体化する加工の総称。剥離紙ではPEを紙に積層する押出ラミネートが代表的で、目止性や防湿性を付与する。

両面テープ (りょうめんテープ)

英語・略称:Double-sided Tape

基材の両面に粘着剤層を設けた粘着テープ。粘着面を保護するため両面剥離紙などが用いられ、使用時に意図した順序ではがれるよう剥離差が設計される。

両面剥離紙 (りょうめんはくりし)

英語・略称:Double-sided Release Paper

原紙の両面に剥離機能を持たせた剥離紙。主に両面テープなどに用いられ、用途に応じて表裏の剥離強度に差を持たせる設計が行われる。

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◆英数字

CD (シーディ)

英語・略称:Cross Direction

Cross Directionの略で、紙やフィルムの流れ方向に対して直角の幅方向(横方向)をいう。剥離紙ではMDとCDの物性差を考慮して加工性や寸法変化を評価する。

FPC (エフピーシー)

英語・略称:Flexible Printed Circuit

Flexible Printed Circuit(フレキシブルプリント配線板)の略。薄く柔軟な回路基板で、製造工程では粘着材料の保護などに剥離紙・剥離フィルムが使用される。

HDPE (エイチディーピーイー)

英語・略称:High-density Polyethylene

High Density Polyethylene(高密度ポリエチレン)の略。LDPEより密度、剛性、融点が高く、分子鎖の分岐が少ないポリエチレン。用途に応じてラミネート材料として使用される。

LDPE (エルディーピーイー)

英語・略称:Low-density Polyethylene

Low Density Polyethylene(低密度ポリエチレン)の略。分岐構造を持ち柔軟で押出加工性に優れ、剥離紙では目止層として用いられる代表的なポリエチレンである。

LLDPE (エルエルディーピーイー)

英語・略称:Linear Low-density Polyethylene

Linear Low Density Polyethylene(直鎖状低密度ポリエチレン)の略。短鎖分岐を持つ直鎖状構造で、強度や柔軟性に優れるポリエチレンの一種。

MD (エムディ)

英語・略称:Machine Direction

Machine Directionの略で、抄紙・加工時の紙やフィルムの流れ方向(縦方向)をいう。紙は繊維配向の影響により、MDとCDで強度や伸びなどの物性が異なる。

MFR (エムエフアール)

英語・略称:Melt Mass-Flow Rate

メルトマスフローレート(Melt Mass-Flow Rate)の略。一定温度・荷重条件で、溶融樹脂が10分間に流れ出る質量(g/10 min)を表す指標。PEでは分子量や流動性の目安となり、押出ラミネート加工性に大きく関係する。

Tダイ (ティダイ)

英語・略称:T-die

押出機から供給された溶融樹脂を幅方向に均一に広げ、薄膜状(カーテン状)に押し出すための金型。押出ラミネートでは、樹脂膜の厚み分布や幅、端部形状に大きく影響する。

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