■ 押出ラミネーター
基材(原紙)にポリエチレン(PE)を積層し、ポリラミ紙を生産する装置。
押出機にてPEを溶融混練し、300℃超でTダイより薄いカーテン状に押出す。
押出されたPEを原紙に金属製冷却ロールとゴム製ニップロールで押付け(ニップ)、貼合する。
キャストフィルム(Tダイ)成形用の装置とは、押出幅を変更するためのディッケルや冷却ロールに押付けるニップ(圧胴)ロールの有無等が異なる。
なお、基材とポリエチレンの密着強度を向上させるため、それぞれに表面活性化処理が施されることが一般的である。
■ 剥離剤コーター
ポリラミ紙に剥離剤を塗工(コーティング)する装置。
剥離剤が、溶剤型シリコーンの場合、グラビアコーターを用いることが一般的である。
■ 加熱炉(オーブン)
ポリラミ紙上にコーティングされた剥離剤に熱を掛け、剥離剤が溶剤型シリコーンの場合は、含まれる有機溶剤を揮発させ、さらに加熱することで剥離剤を架橋反応させる装置。
一般的には、熱風オーブンが用いられ、オーブン内では片面コートの場合はロールサポート、両面同時コートの場合はフローティング状態で搬送される。