住化加工紙株式会社

剥離紙WIKI

Release Paper Wiki

■ 外観

所定長さ×全幅のサンプルについて、外観に問題がないかを目視にて検査する

また、剥離剤塗工面については、全幅方向にマジック引きし、ハジキ状態から、塗工ムラや擦りキズ等がないかを検査する

さらに、所定の方法により、剥離剤塗工面を指圧にて擦り、剥離剤の脱落がないかを検査する

■ 坪量

JIS P-8124に準じ、剥離紙の坪量を測定する(単位:g/m2)

■ 製品総厚み

JIS P-8118に準じ、剥離紙の総厚みを測定する(単位:mm)

■ 製品幅

採取サンプルの幅方向の長さを1mm単位で測定する

■ 剥離荷重(剥離強度)

剥離紙と粘着テープもしくは粘着剤とテープ基材とを貼合し、養生後、剥離荷重試験機にて剥離荷重を測定する

標準的な粘着テープとしては、日東電工製ポリエステル基材粘着テープ31B(31Bテープ)が、事実上のデファクトスタンダードである

剥離強度のサンプル調製および測定の条件は、客先毎、製品毎に異なる

  •  粘着テープ/粘着剤の種類
  •  養生条件
  •  剥離速度
  •  剥離角度

■ 引張強度

JIS P-8113に準じ、引張試験機にて、幅15mm×長さ300mmの試料(縦・横方向)をつかみ間隔200mmで200mm/minの速度で荷重を測定する

■ 引裂強度

JIS P-8116に準じ、エルメンドルフ引裂試験機にて、幅63mm×長さ76mmの試料(縦・横方向)を測定する

■ 残留接着率

◆ 定義

剥離剤の移行を確認するための指標

粘(接)着テープを剥離剤塗工面などに貼って剥がしたあとの粘着力を初期の粘着力で除した比率で表示する

残留接着率は、粘(接)着力の低下を知る尺度として用いられる

通常、多かれ少なかれ剥離紙表面の剥離剤が、粘(接)着面に移行することから、一般的には粘(接)着力は低下する(100%以下となる)

(残留接着率)=(残留接着力)/(基礎接着力) × 100(%)

◆ 測定方法: 基礎接着力

テフロン板に25mm幅のPETテープ(日東31Bテープ)を貼り、2kgWのゴムローラーで1往復圧着後、鉄板とガラス板の間に挟み20g/cm2の圧力をかけて70℃×20時間加熱する

標準状態で1時間以上養生後、テフロン板よりテープを剥がし、ステンレス製の標準板に貼り、2kgWのゴムローラーで1往復圧着して、その後20~40分の間に接着力を測定する(剥離速度:0.3m/min、剥離角度:180°)

◆ 測定方法: 残留接着力

試験片(サイズ:製品幅×300mm)に、25mm幅のPETテープ(日東31Bテープ)を貼り、2kgWのゴムローラーで1往復圧着後、ガラス板の間に挟み20g/cm2の圧力をかけて、70℃×20時間加熱する。

標準状態で1時間以上養生後、試験片よりテープを剥がし、ステンレス製の標準板に貼り、2㎏Wのゴムローラーで1往復圧着して、その後20~40分の間に接着力を測定する(剥離速度:0.3m/min、剥離角度:180°)

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