■ 坪量(参考規格:JIS P-8124:2011)
紙の単位面積の質量(平方メートル(m2)当たりのグラム数(g)で表す)。
試験片の面積とその質量とを測定し、坪量を算出する。
■ 引張強さ(参考規格:JIS P-8113:2006)
紙を規定の条件によって引張り、破断するまでの最大引張荷重を幅1 m当たりに換算した値。
試験片の引張荷重(および必要な場合、伸び)を測定する引張試験機を用い、規定の寸法の試験片を定速伸張で破断するまで引張る最大引張荷重(および必要な場合そのときの伸び)を記録する。
■ 引裂強さ(参考規格:JIS P-8116:2000)
あらかじめ切れ目を入れた1枚の紙を引き裂き続けるのに必要とする力の平均値。
切れ目の方向が縦方向 (MD) の場合は、縦方向の引裂強さとし、横方向 (CD) の場合は、横方向の引裂強さとする。
結果は、ミリニュートン(mN)で表す。
指定された大きさに裁断して重ね合わせた試験片を試験片の面に対し垂直な面方向に引き裂く力を加える振子を用いて、決められた距離を引き裂く。
試験片を引き裂く間になされる仕事量を振子の位置エネルギーの損失によって測定する。
この仕事量を引き裂かれた距離で除して紙の引裂強さを求める。
■ 層間強度(参考規格:JapanTappi No.19-2)
紙の抄き合せ層間のはく離強さを試験する。
試験片の原紙の層間を割り、所定の剥離速度・剥離角度で紙層間の剥離荷重を測定する(単位:N/m)。