住化加工紙株式会社

剥離紙WIKI

Release Paper Wiki

■ 性状別分類

◆ エマルジョン型

シリコーン成分を水系溶媒に分散させたタイプ。

溶媒が水系であるため、乾燥に必要なエネルギーが大きくなる。

また、コート時、基材への濡れ性も考慮する必要がある。

◆ 溶剤(溶液)型

シリコーン成分をトルエンなどの有機溶剤で希釈したタイプ。

最も一般的なタイプで、グレード数(=剥離強度等のバリエーションに富む)も多い。

◆ 無溶剤型

溶媒を必要とせず、シリコーン成分100%で塗工するタイプ。

一般的にエマルジョン型や溶剤型に比べて塗工液の粘度が高く、均一に塗工するために多段ロールコーターを使用する。

■ 反応別分類

◆ 付加型

加熱により主剤と架橋剤が付加反応することで重合するタイプ。

触媒として白金化合物を使用する。

最も一般的なタイプで、市販されているグレード数も多い。

◆ 縮合型

加熱により主剤と架橋剤が縮合反応することで重合するタイプ。

触媒としてスズ化合物を使用する。

剥離速度が低い領域で軽剥離性を出すことができるが、両面剥離紙では剥離面同士のブロッキングが起こりやすい。

◆ UV硬化型

加熱の代わりに紫外線(UV)を照射することで重合するタイプ。

加熱する必要がないため、耐熱性の低い基材を使用できる。

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